catch-img

税理士の開業エリア別のメリット・デメリット

税理士の開業場所を選ぶ上で、開業エリアの選択も重要な項目です。
開業エリアにはそれぞれメリット・デメリットが存在し、どれを選択するかによってその後の事務所運営やライフスタイルも大きく変わってきます。

この記事では、開業エリアを都心エリア、郊外エリア、地方エリアの3タイプに分けて、それぞれで開業する場合のメリットとデメリットを紹介します。

関連記事:税理士の開業場所に適した立地とは

目次[非表示]

  1. 1.都心エリア(オフィス街)
  2. 2.郊外エリア
  3. 3.地方エリア
  4. 4.税理士事務所の方針やライフスタイルから開業エリアを考えよう


都心エリア(オフィス街)

高層ビルやオフィスビルが立ち並び、大手企業や中小企業の支社・本社、金融機関が多く集まるエリアです。ビジネスに適したインフラが整備されており、公共交通機関が充実しているためアクセスが良く、日中は多くの人が往来します。都心エリアで開業する場合のメリット・デメリットは以下になります。

【メリット】

  • 企業数が多く、潜在的な顧客が多い
  • 官公庁や金融機関へのアクセスが良い
  • 交通の便が良いため、顧問先やスタッフの利便性が高く、集客や採用に有利
  • 多くの人の目に触れる場所にあるため、信頼感を得やすい

【デメリット】

  • 賃料が高いため、固定費の負担が大きくなりやすい
  • 競合が多いため、サービスの差別化が強く求められる

郊外エリア

比較的地価が安く、ファミリー層や単身者が住むマンションや戸建てのほか、スーパーマーケットや飲食店など、地元住民が利用する商業施設が多く存在するエリアです。郊外エリアで開業する場合のメリット・デメリットは以下になります。

【メリット】

  • 賃料が比較的安く、固定費を抑えやすい
  • 駐車場を確保しやすい
  • 競合が都心部と比較して少ない
  • 都心部へのアクセスが比較的容易

【デメリット】

  • 顧問先の候補が都心部よりも限られる
  • オフィス用の物件が少ない

地方エリア

郊外エリアと同様、固定費の安さや競合の少なさがメリットになるエリアです。より地域密着色が強くなり、出身地など自身と関わりの深い土地であることも多いため、コネクションを生かした顧客獲得が期待できるのが特徴です。地方エリアで開業する場合のメリット・デメリットは以下になります。

【メリット】

  • 地縁や地域コミュニティ内の紹介による顧客獲得が期待できる
  • 賃料が比較的安く、固定費を抑えやすい
  • 競合が少ない場合が多い
  • 都市圏と比較して住環境が良い

【デメリット】

  • 市場規模が小さいため、顧客の数が限られる
  • 公共交通網が充実していない場所もある

税理士事務所の方針やライフスタイルから開業エリアを考えよう

この記事では、エリアタイプ別に税理士の開業場所のメリット・デメリットを紹介しました。

事務所運営の観点では都心部とそれ以外の差が大きく、また生活面では大都市圏と地方部で差が出ます。
一方、近年ではエリアに左右されないフルリモートによるサービスの提供を行う方法もありますので、デメリットにはならない場合もあるでしょう。
いずれにせよ、税理士事務所としての方向性やライフスタイルを加味して開業エリアを検討しましょう。

freeeでは税理士開業を目指す方のために、開業場所の決め方の他にも、独立開業時に準備すべきことのすべてが分かる 「事務所開業ハンドブック」を提供しております。ぜひ、こちらも参考にしてください。

人気記事ランキング

タグ一覧

操作方法バナー
ページトップへ戻る