認定アドバイザーのみなさまと
作りたい世界

freee株式会社 CEO 佐々木大輔

創業から振り返って

freeeを創業して10年以上が経ちました。創業当初、freeeは新しい手法やテクノロジーでどれだけイノベーションを起こせるか、徹底的にチャレンジしていました。その結果、私たちのチャレンジに賛同してくださった税理士やエンドユーザーの方の間でfreeeの活用が進みました。

一方で、インターネットバンキングをまだ使っていない企業や、ペーパーレス化など想像もできない企業といった方たちを置き去りにしてきたという想いもあります。

新型コロナの影響もあり、インターネットバンキングやAIは身近なものになりつつあります。こうした状況下で、私たちは自身の在り方を改めて考え直すフェーズに来ていると感じます。

イノベーションを起こすことに挑戦する一方で、サービスの品質は高いだろうか、ユーザーにとって使いやすいサービスになっているだろうか――こうしたことが改めて重要になっているのです。

世の中が変わり、テクノロジーが当たり前に手の届くものになった今、皆さんにとって手を出しやすく、馴染みやすいモノを追求することの意味が大きくなっていると感じます。言い換えると、誰にでも馴染むサービスというものが重要になってきているのです。

freeeの今後の展望

スモールビジネスを支えていくうえで、会計事務所はなくてはならない存在です。その会計事務所が、freeeのプラットフォームを通じて顧客に価値を提供することは、私たちにとって絶対に実現しなければならない命題です。会計ソフトや給与計算ソフトなど、業務の基幹システムとしてのfreeeはどうあるべきか、ということを改めて考え直していかなければなりません。

スモールビジネスのすべての財務や取引を把握している税理士は、その顧問先の可能性や課題をいちばん近くで知っています。税理士にできることはたくさんあり、経営者側もそれを求めています。

税理士は今後、色々なことがAIに置き換えられたとしても経営者の背中を押し、一緒に喜ぶ経営者のパートナーになり得る唯一普遍的な存在です。そんな税理士を私たちは支え続けたいと考えています。

 

スモールビジネスは、時としてびっくりするようなサービスで私たちに感動を与えてくれます。「スモールビジネスを、世界の主役に。」――freeeと税理士が手を取り合って支援するのはこうした企業や事業者なのです。

 

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