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開業税理士がブログで集客するための記事テーマの選び方

税理士として開業後の集客手段として、ブログの活用を検討している税理士の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

低コストで始められ、専門性や人柄を伝える手段としても効果的なブログは、見込み客との接点づくりに役立ちます。しかし、「どんなテーマで書けば効果的なのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、税理士が集客に活かせるブログを作るうえで重要な「テーマの選び方」について、実践的なポイントを含めてわかりやすく解説します。

関連記事:「 開業税理士がブログで集客するためのSEOのポイント」​​​​​​​

目次[非表示]

  1. 1.税理士がブログを書くメリット
  2. 2.記事のテーマの選び方
    1. 2.1.自身の専門領域から選ぶ
    2. 2.2.ターゲットとする顧客層から選ぶ
    3. 2.3.検索ボリュームがあるキーワードを元にテーマを選ぶ
    4. 2.4.人柄が伝わるエピソードや実体験をテーマにする
  3. 3.SEO対策で「読まれるブログ」にしよう

税理士がブログを書くメリット

税理士にとってブログは、自分の専門性や人柄を伝えるための効果的な営業ツールです。SNSなどに比べて情報の蓄積性が高く、書いた記事は長期にわたって検索され続けるため、「資産」として恒久的に残る集客手段になります。また、専門性の高い情報や得意分野の紹介、仕事に対する考え方などを発信することで、単なる集客手段にとどまらず自身のブランディングにもつながります。

このように多面的なメリットがあるブログですが、始めた直後に効果が出るものではありません。役立つコンテンツを発信しながら継続的に更新を重ねていくことで、徐々に集客効果やブランディング効果が発揮されるようになります。

記事のテーマの選び方

ブログで集客効果を得るには、ただ記事を作成するだけでは十分ではありません。大切なのは、見込み客に「この税理士に相談したい」と思ってもらえる内容にすることです。ここでは、開業税理士の集客に役立つためのブログのテーマの選び方を紹介します。

自身の専門領域から選ぶ

まず挙げられるのが、税理士自身が専門とする領域からブログのテーマを選定することです。見込み客の多くは信頼できる専門家を探しているため、表面的な一般論ではなく実務経験に裏打ちされた具体的かつ信頼できる情報を書くことが重要です。専門分野であればブログのネタ切れも起こりにくいという利点もあります。

たとえば、相続税を専門とする税理士であれば相続や事業承継、顧問先の経営コンサルティングを得意とする税理士であれば、経営計画や資金繰りなど、経営に関するテーマでブログを作成するイメージです。

ターゲットとする顧客層から選ぶ

ターゲットとなる顧客層を想定して、そこから逆算してブログのテーマを選ぶという切り口もあります。

例えば、事業規模や業種を問わず多様な顧問先を集客したい場合は、多くの経営者に共通する悩みや関心事をテーマにするとよいでしょう。

一方で、特定の業種や業務に特化して集客したい場合は、下記の例のようにその対象が抱えやすい悩みや課題に基づいたテーマが効果的です。悩みや課題は税務以外の部分にも及ぶため、可能なかぎり、その業種・業務において特有の情報や法制度もテーマにすると、信頼性が高まります。

【特定の業種や業務に特化した例:飲食業】

  • 飲食店を開業するために必要な手続き
  • 初めての飲食店で融資を受けるには
  • 飲食店の税務調査で指摘されやすいポイント

検索ボリュームがあるキーワードを元にテーマを選ぶ

多くの人に記事を読んでもらうためには、ある程度検索のニーズがあるテーマを選ぶことが重要です。その際に確認したいのが、そのキーワードが月に検索される回数を示す「検索ボリューム」という指標です。検索ボリュームのあるキーワードは、それだけ検索ニーズがあるということを示します。

例えば検索ボリュームが0のキーワードでは検索ニーズがないため、記事を作成しても読んでもらえない可能性もあります。一方で、検索ボリュームが数千以上あるようなキーワードでは、他の記事との競争率も上がり、検索結果の上位に表示されづらくなります。

キーワードの検索ボリュームを調べられる代表的なツールがGoogleの「キーワードプランナー」です。たとえば「確定申告」のようなキーワードが月にどのくらい検索されているのか、おおまかな目安を無料で調べることができます。「確定申告 必要書類」「確定申告 しない どうなる」のようなキーワードの組み合わせでも検索ボリュームが調べられるので、適切な検索ボリュームのキーワードを探しましょう。

記事の目的はさまざまなので、検索ボリュームがすべてではありませんが、多くの人に記事を読んでもらいたい場合は、確認しておくとよいでしょう。

(注)キーワードプランナーは無料ですが、利用するにはGoogle広告アカウントを作成する必要があります。また実際に広告を出稿していない場合、検索ボリュームは「1万〜10万」のような大まかな数値での表示になります。

人柄が伝わるエピソードや実体験をテーマにする

ブログの魅力は、専門性を発信するだけでなく、税理士自身の人柄や実体験を伝える記事でも読まれやすいことにあります。たとえば、独立して良かったこと、家庭と仕事を両立するための仕事術といった実体験をもとにしたテーマは、独立を目指す会社員などに響く可能性があります。こうした記事は、すぐに問い合わせにはつながらなくても、後に税理士を必要とするタイミングで「あの税理士に相談したい!」と思い出してもらえるかもしれません。

SEO対策で「読まれるブログ」にしよう

ブログを集客につなげるにはテーマ選びが重要
ブログは、開業税理士が自身の専門性や人柄を伝え、信頼される存在として見込み客とつながるための有効な手段です。

テーマの選び方ひとつで、ブログの魅力や集客効果は大きく変わります。自分の強みや届けたい相手を明確にしながら、継続的に情報を発信することで、少しずつ成果が現れてくるはずです。

テーマ選びとあわせて記事作成時のSEOポイントについても確認しておくとより効果的です。SEOのポイントは「開業税理士がブログで集客するためのSEOのポイント」をご覧ください。

freeeでは、開業後の集客方法の他にも税理士が独立開業する上で必要な準備について詳しく紹介している「事務所開業ハンドブック」を提供しております。独立開業を検討中でしたら、ぜひご覧ください。


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