税理士の料金表はどう作る?相場から選ばれる価格設定のポイントまで解説

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独立開業に向けて準備を進めるなかで、あるいは事務所を運営するなかで、「自分のサービスにいくらの値をつけるべきか」と頭を悩ませる場面はないでしょうか。独立開業を目指す税理士、また既に事務所を経営する税理士にとって「料金設定」は重要な経営課題です。顧問先に納得感をもって選ばれるためには、戦略的な料金表の作成が必要となります。

この記事では、料金体系の基本から相場、問い合わせを増やす公開戦略まで、選ばれる料金表の作り方について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.料金表が税理士事務所の成功を左右する理由
    1. 1.1.なぜ戦略的な料金表が必要か
    2. 1.2.料金表作成で税理士が抱える3つの悩み
  2. 2.税理士の料金体系の基本モデル
    1. 2.1.月次顧問料と決算申告料の考え方
  3. 3.顧問先の状況に応じた変動制の導入
    1. 3.1.オプション業務と追加報酬の設定
    2. 3.2.記帳代行は含めるべきか?自計化を促す料金設計
  4. 4.顧問先の規模別に見る税理士報酬の相場
    1. 4.1.法人顧問における料金相場(売上規模別)
    2. 4.2.個人事業主・フリーランスにおける料金相場
    3. 4.3.相場は参考値。事務所のポジショニングが重要
    4. 4.4.「安さ」ではなく「価値」で選ばれる価格戦略
  5. 5.問い合わせを増やす料金表の公開戦略
    1. 5.1.Webサイトでの料金表公開:3つのパターン
    2. 5.2.見積もり提示の際の注意点
    3. 5.3.料金改定のタイミングと伝え方
  6. 6.戦略的な料金表で顧問先に選ばれる税理士事務所へ
    1. 6.1.【独立開業をお考えの方へ】

料金表が税理士事務所の成功を左右する理由

なぜ今、料金表が重要視されているのでしょうか。その背景と税理士が抱える悩みについて解説します。料金表は単なる価格提示ではなく、事務所の価値を伝える重要なツールです。

なぜ戦略的な料金表が必要か

かつて税理士には報酬規定が存在し、業務ごとに報酬の上限額が決められていました。しかし平成14年4月1日施行の改正税理士法により、この規定は撤廃され、自由な料金設計が可能となっています(※1)。
その結果、税理士業界でも競争が進み、特に多くの会計事務所が提供する記帳代行などの定型的サービスでは、その価格競争が一段と激化しています。
一方で、顧問先が税理士に求める価値は記帳代行や申告業務に留まりません。近年では経営アドバイスやDX支援など、より高度で専門的なサービスへのニーズが高まっています。
このような状況で、料金表は事務所の専門性や提供価値を伝える「最初のコミュニケーションツール」となります。安さだけでなく、サービスの価値を価格に正しく反映させた料金表が、理想の顧問先と出会うための第一歩となります。

(※1)日本税理士会連合会|税理士及び税理士法人に依頼するときの報酬について
https://www.nichizeiren.or.jp/consultation/expart/ 

料金表作成で税理士が抱える3つの悩み

多くの税理士が、料金表の作成時に以下のような悩みに直面することがあります。

  • 適正な相場がわからない:他事務所の価格がわからず、自身の事務所の料金が高いか安いか判断が難しいです。
  • 安売りはしたくないが、高すぎて敬遠されたくない:品質維持のため安売りは避けたい一方、高すぎる価格で問い合わせが来なくなることを懸念します。
  • どこまで公開すべきか迷う:Webサイトに全て公開すべきか、個別の見積もりにすべきか、公開範囲の判断が難しいです。

これらの悩みは、多くの開業税理士が経験するものです。一つひとつ解決策を探っていきましょう。

税理士の料金体系の基本モデル

ここでは、税理士報酬の根幹となる料金体系のモデルと、具体的な報酬項目の設計方法を解説します。基本を押さえることが、応用力のある料金体系を築く鍵です。

月次顧問料と決算申告料の考え方

税理士の料金体系で最も一般的なのが、「月次顧問料」と「決算申告料」を組み合わせたモデルです。

  • 月次顧問料:毎月定額で発生する報酬です。月次の会計帳簿監査、試算表作成、経営相談などが含まれます。顧問先との定期的な接点を持ち、経営状態をタイムリーに把握するための重要な報酬です。
  • 決算申告料:年に一度、決算業務と法人税等の申告書作成・提出に対して発生する報酬です。一般的に、月次顧問料の4〜6ヶ月分で設定されることが多いです。

この2つを柱にすることで、事務所の安定した収益基盤を築き、顧問先も年間の税務コストを把握しやすくなります。

顧問先の状況に応じた変動制の導入

全ての顧問先に一律の料金を適用するのは公平ではありません。顧問先の状況に応じて料金を変動させる仕組みを導入するのが一般的です。

  • 売上高(年商):売上規模が大きくなるほど取引が複雑になるため、料金テーブルの基準とします。
  • 訪問頻度:毎月、四半期ごと、訪問なしなど、頻度によって料金に差を設けます。
  • 仕訳数:処理する仕訳数に応じて料金を変動させ、業務量に見合った報酬にします。

これらの基準を明確にすることで、料金の透明性が高まり、顧問先の納得感につながります。

オプション業務と追加報酬の設定

基本業務とは別に、特定のタイミングや専門性が求められる業務は「オプション業務」として別途報酬を設定することが重要です。

  • オプション業務の例
  • 年末調整、法定調書合計表の作成
  • 償却資産税申告
  • 税務調査の立会
  • 融資支援、事業計画書作成サポート
  • 給与計算
  • 社会保険・労働保険の手続き

これらの業務を基本顧問料に含めると、サービス内容が曖昧になりがちです。特に融資支援などは付加価値の高いサービスです。業務範囲を明確に定義し、適正な価格を設定しましょう。

記帳代行は含めるべきか?自計化を促す料金設計

開業当初、記帳代行を標準サービスに含めがちですが、将来的な業務効率のボトルネックになる可能性があります。

そこでおすすめなのが、顧問先の「自計化レベル」に応じた料金設計です。

  • 記帳代行プラン:記帳を全て事務所に任せたい顧問先向け。
  • 自計化支援プラン:会計ソフトを利用して顧問先自身で入力し、事務所がチェックと指導を行うプラン。記帳代行プランより割安に設定します。

自計化に取り組む顧問先に価格的なメリットを提示することで、事務所は監査やコンサルティングなど、より付加価値の高い業務に集中できます。

顧問先の規模別に見る税理士報酬の相場

料金表作成で気になるのが「相場」です。ここでは法人と個人事業主の料金相場の目安を解説しますが、大切なのは相場に振り回されず、税理士自身の事務所の価値を価格に反映させることです。

法人顧問における料金相場(売上規模別)

法人の顧問料は、売上規模を基準に設定されるのが一般的です。

売上規模

月次顧問料の目安

決算申告料の目安

~1,000万円

20,000円~30,000円

~100,000円

1,000万円~3,000万円

30,000円~35,000円

100,000円~150,000円

3,000万円~5,000万円

35,000円~50,000円

150,000円~200,000円

5,000万円~1億円

50,000円~60,000円

200,000円~250,000円

1億~

60,000円~

250,000円~

個人事業主・フリーランスにおける料金相場

個人事業主は法人に比べ事業規模が小さいケースが多く、料金も比較的低めに設定される傾向があります。

  • 月次顧問契約:月額15,000円~30,000円程度
  • 確定申告のみ(スポット契約):50,000円~150,000円程度

特にスポット契約では、売上や決算の有無などに応じて料金が変わることを明確に提示し、トラブルを防ぎましょう。

相場は参考値。事務所のポジショニングが重要

相場は絶対的な基準ではありません。かつて存在した税理士の報酬規程は撤廃され、平成14年4月1日施行の改正税理士法では各税理士が自由に報酬を決定できます(※1)。

(※1)日本税理士会連合会|税理士及び税理士法人に依頼するときの報酬について
https://www.nichizeiren.or.jp/consultation/expart/ 

相場を参考にしつつ、税理士自身の事務所が提供できる価値(専門性、対応速度など)を明確にし、その価値を価格に反映させる「ポジショニング」が何よりも大切です。

「安さ」ではなく「価値」で選ばれる価格戦略

価格競争から抜け出し「価値」で選ばれるには、税務申告にプラスアルファの価値を組み合わせた価格戦略が有効です。

例えば、経営コンサルティングやDX支援、補助金申請サポートなどを組み合わせ、相場より高いプランを設定します。これらの付加価値により「この税理士に頼めば会社が成長できる」という期待感を醸成できれば、顧問先は価格に納得してくれるでしょう。

問い合わせを増やす料金表の公開戦略

作成した料金表も、伝わらなければ意味がありません。Webサイトを活用して料金表を効果的に公開し、問い合わせにつなげる戦略を解説します。

Webサイトでの料金表公開:3つのパターン

公開方法は主に3パターンあります。事務所の戦略に合った方法を選びましょう。

  1. 全面公開パターン
    メリット:透明性が高く安心感を与えられ、問い合わせの質が高まります。
    デメリット:価格だけで比較され、価格競争に巻き込まれるリスクがあります。
  2. モデルケースのみ公開パターン
    メリット:料金の目安を示しつつ、コミュニケーションのきっかけを作りやすいです。
    デメリット:提示したモデルケースと見積額が大きく乖離する可能性があります。
  3. 完全非公開(要問い合わせ)パターン
    メリット:高付加価値サービスを提供する事務所に適しており、価格競争を避けられます。
    デメリット:料金が不明なため、問い合わせへの心理的ハードルが高くなります。

見積もり提示の際の注意点

問い合わせがあり、見積もりを提示する際は、金額だけでなく根拠を丁寧に説明することが信頼獲得の鍵です。

業務範囲の明記:含まれる業務とオプション業務を明確にリストアップします。

前提条件の確認:「年商〇〇円、仕訳数〇〇件/月を想定」など、見積もりの前提を具体的に記載します。

価値の伝達:なぜこの価格なのか、どのような価値を提供できるのかを説明します。

丁寧な見積もり提示は、契約後のトラブルを防ぎ、長期的な信頼関係につながります。

料金改定のタイミングと伝え方

事務所の成長に伴い、料金改定は避けられません。既存顧問先への伝え方には細心の注意が必要です。

  • 十分な告知期間を設ける:最低でも3ヶ月前には改定の意向を伝えます。
  • 改定理由を誠実に説明する:「サービス品質向上のため」など、ポジティブな理由を丁寧に説明します。
  • 選択肢を提示する:新料金プランへの移行と合わせ、業務範囲を見直した現状維持プランなど、選択肢を残すことも有効です。

料金改定は信頼関係が試される場面です。日頃からのコミュニケーションと誠実な対応を心がけましょう

戦略的な料金表で顧問先に選ばれる税理士事務所へ

税理士事務所の料金表を作成するための考え方や手法を解説しました。料金表は、単に値段を示すものではなく、事務所の理念や専門性、顧問先への想いを映し出します。

相場を参考にしつつも、「税理士自身の事務所が提供できる独自の価値は何か」を突き詰めることが、選ばれる料金表を作成するための最も重要なステップです。この記事を参考に、税理士自身の事務所ならではの強みが光る料金体系を構築し、理想の顧問先との出会いを実現してください。

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(この記事は、生成AIによって作成された原稿を基に、編集者が内容の正確性・構成を精査し、最終的な調整を行っています。)

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