「ベタ打ち」の伝統を脱ぎ捨て、次世代のスタンダードへ。
創業55年の老舗事務所がfreeeで描く「残業ゼロ×担当40件」の生産性

野坂税理士事務所

代表税理士:野坂 喜則様
税理士:野坂 悠太様
職員:仲宗根 峻様

事務所規模:20名
所在地:滋賀県彦根市
課題:業務効率化、組織マネジメント、付加価値向上、A-SaaSとfreeeの統合

1971年の創業以来、三代にわたり「顔が見える税理士」として地元企業との絆を紡いできた野坂税理士事務所。地域に根ざした温かな支援を強みとする一方で、長年続いてきた「数字をベタ打ちする」というアナログな慣習からの脱却が急務となっていました。

「ルーティン作業をいかに無くし、顧問先への価値提供に時間を割けるか」。その問いに対する答えとして、彼らが選んだのはクラウド会計freeeへの全面移行でした。ベテランから若手までを巻き込み、組織一丸となって「じぶんごと」として変革に取り組んだ軌跡を伺いました。


従来の会計ソフトの限界と、freee導入のきっかけ

――freee導入以前、事務所が抱えていた課題や導入のきっかけを教えてください。

野坂 悠太様(以下、野坂): もともとはA-SaaSを利用していましたが、サービスの統合という大きな転換期を迎えたことが直接のきっかけです。しかし、それ以前から「数字を一つひとつ手入力する」という業界の古い慣習には疑問を感じていました。

仲宗根 峻様(以下、仲宗根): 実は、最初にfreeeの名前を聞いた時の印象は決して良くなかったんです(笑)。「会計ソフトとしてどう動くのか見えにくい」という先入観がありました。
しかし、改めて検討した際、私たちが追求したかった「ルーティン作業の徹底的な排除」を実現できるのは、freeeの設計思想以外にないと確信しました。

野坂: これまでのやり方を踏襲するのではなく、API連携を活用して「自動で経理」が回る仕組みを作る。それが事務所の標準(スタンダード)になると判断し、移行を決めました。

導入初期の期待と不安:事務所の変革とともにメンバーをいかに「主役」にするか

――新しいシステムの導入には不安もつきものですが、当時はどのような心境でしたか。

野坂: 正直に言えば、期待の方が大きかったですね。ただ、最大の壁になるだろうと感じていたのは「メンバーの意識改革」です。freeeの活用を、単なるツールの変更ではなく、事務所の価値を高めるための「じぶんごと(当事者意識)」として捉えてもらえるか。ここが一番の懸念でした。

仲宗根: 私自身、プロジェクトリーダーを任されましたが、メンバーへの負担増は避けたいと考えていました。そこで最初に取り組んだのが、データ移行のスピードアップです。2名の専任メンバーに権限を委譲し、早期に「いつでもfreeeで記帳ができる環境」を整えました。
環境が用意されていなければ、誰も触ろうとは思いませんから(笑)。


逆風を追い風に変えた朝礼の場を活用した「参加型の学習」と「権限委譲」

――所内に定着させるために、具体的にどのような工夫をされたのでしょうか。

仲宗根: 知識の格差(解像度のギャップ)を埋めるために、週に一度の朝礼で「freee活用クイズ」を出し始めました。最初は一方的な機能説明会だったのですが、それでは皆の意識が向かない。そこで、実際にfreeeを触っていれば解けるような実戦的なクイズ形式に変えたんです。

これが意外と盛り上がりまして。出題する側も深く理解していないと務まらないので、私自身の習熟度も上がりました。また、グループウェアの電子会議室を活用し、いつでも誰でも質問できる環境を構築しました。

野坂: 若いメンバーに旗振りを任せたことも正解でした。「自分たちがこのプロジェクトを動かしている」という自覚が芽生え、現状維持バイアスを少しずつ突き崩していけたと感じています。

資料を「待つ」ストレスから解放され、業務の景色に変化が!

――実際に導入してみて、どのような変化を実感されていますか。

仲宗根: 一番の変化は、顧問先からの資料を「待つ」という時間が劇的に減ったことです。ファイルボックスやAPI連携のおかげで、物理的な資料が届くのを待たずに仕事が進められる。これは本当に大きな業務改善です。

野坂: 浮いた時間を顧問先への提案やコミュニケーションに充てられるようになりました。また、仲宗根のようなテクノロジーに前向きな若手がフューチャーされることで、従来の会計事務所にはなかった新しい評価の形や働き方が生まれつつあります。

仲宗根: 個人的には「自動登録ルール」が手放せません。全ての顧問先でこれがフル活用できれば、業務の景色はもっと変わるはずです。

「仕組み」が生み出す効率化のその先へ。未来の事務所像とメッセージ

――今後の展望についてお聞かせください。

仲宗根: 「残業ゼロ」で、一人あたり40件以上の法人顧問を担当できる体制を目指しています。効率化を突き詰める目的は、単なる数字の達成ではありません。子育てや趣味など、プライベートも全力で楽しめるような「豊かな働き方」を実現したいんです。

野坂: これからの会計事務所は、数字を説明するだけでなく、経営そのものを支援する存在にならなければなりません。freeeはそのための最強の武器です。

――最後に、移行を検討している事務所の皆さまへメッセージをお願いします。

野坂: 変革には痛みが伴いますが、freeeは「お客様の経営を支援する」という本質的な価値に向き合わせてくれるサービスです。テクノロジーを味方につけ、価値提供の質にこだわり続ける。その一歩を、ぜひポジティブに踏み出してください!


野坂税理士事務所

滋賀県彦根市
freee認定アドバイザーページはこちら

あわせて読みたいその他の事例

課題:A-SaaSとfreeeの統合

導入サービス:freee会計

税理士・会計事務所の皆様もfreeeがサポートします

貴事務所の課題を解決する
お役立ち資料はこちらから
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
ページトップへ戻る