「ITに詳しくなくても導入できた」 時間の捻出と顧問先の増加を実現した「freeeデータ化サービス」

阿部淳一税理士事務所

代表 阿部淳一様

事務所規模:1名
所在地:熊本県阿蘇郡
課題:業務効率化、付加価値向上
昨年60歳を迎えた阿部淳一さんは、熊本の地で一人事務所を構える税務署OBの税理士です。紙の証憑を文字どおりデータにして納品する「freeeデータ化サービス」を導入したところ、捻出した時間で新規の顧問先に対応できるようになり、10件ほど顧問先が増加したと言います。

「ITリテラシーが高くなくとも容易に導入できる」と同サービスを評価する阿部さんに、導入前後における事務所の変化について話を伺いました。

顧問先の増加と共に手入力での対応が難しくなった

――貴事務所の成り立ちについて教えてください。

阿部淳一さん(以下、阿部):私は2023年7月に税務署を退職し、同年11月に税理士登録をして熊本県阿蘇郡南小国町の地に現在の事務所を開業しました。

――貴事務所の強みを教えてください。

阿部:40年ほど在職した税務署では、主に個人事業者の対応をしてきました。そのこともあり、個人事業者の方に対して記帳や決算書について細かい指導ができる点が強みだと自負しています。

――紙の証憑を文字どおりデータにして納品する「freeeデータ化サービス」をご利用中ですが、利用する前に貴事務所にはどんな課題があったのでしょうか?

阿部:弊所は私一人の事務所です。また先ほど申し上げたとおり、個人事業者のお客様が多いため、そのすべてを私一人の手入力で対応するのは難しい面があります。何か良い方法はないかと思っていた時に、懇意にしている税理士さんからfreeeデータ化サービスのことを教えてもらい、試してみることにしたのです。


――freeeデータ化サービスを知った時、どんな印象を持ちましたか?

阿部:便利なものがあるな、と思いました。なにせ大きな会計事務所とは違い、顧問料の安い一人事務所なので、設備投資はあまりしたくありません。その意味では、freeeデータ化サービスは比較的安価で、スキャナーが一台あれば他の設備はいらない点が非常に良いと思います。


――導入した決め手は何でしょうか?

阿部:freeeデータ化サービスの存在を教えてくれた税理士さんが先に導入していて、使い勝手が良いことや、肉体的・精神的な負担が軽減できることを具体的に聞き、私も導入しようと決めました。freeeが当時行っていたキャンペーンに惹かれたことも、導入を決めた理由の一つです。

繁忙期でもデータ納品のスピードが落ちない

――freeeデータ化サービスを導入して良かったことを教えてください。

阿部:特に精神的な負担が軽くなるのはうれしかった点です。紙の証憑をスキャンして送ると、ひと安心できます。

納品のスピードにも満足しています。freeeは「2営業日以内に納品する」と謳っています。実際にほとんどの場合、2営業日以内には大体のデータは返って来ている印象です。繁忙期の2月上旬にも3日ほどで仕訳されたデータが返送されてきました。繁忙期でも納品のスピードがほとんど落ちないんだな、と感心したことを覚えています。

また継続して記帳するお客様については、最初の1回目は自動登録ルール(※)を作成する手間は必要ですが、それ以降は本当に楽になります。

※取引先で毎月、発生する家賃や光熱費などだけでなく、タクシーやコンビニの利用などに対しても勘定科目を紐づけ、自動で仕訳にする機能。部分一致や金額範囲の指定などによって汎用的かつ精度の高い自動化を実現できる。

――サービスを導入する前と後で大きな変化があったようですね。

阿部:1件当たりの処理に要する時間がものすごく短くなりました。最近は銀行口座を利用する取引が多く、その場合は毎月同じパターンの入出金が8~9割を占めますので、記帳にかかる工数を削減できるのは大きいと思います。

1ヶ月で通帳1冊くらい使うお客様もいらっしゃいますから、例えば振込手数料を一つずつ手入力する手間を考えると、freeeデータ化サービスを導入して本当に良かったと思います。

私の場合は特に、毎月、資料を回収してデータ化をコンスタントに依頼していたので、確定申告期に駆け込みの需要にも対応できたのはうれしい誤算でした。

――習熟に時間はかかりましたか?

阿部:私は60歳でITリテラシーが高くないので、ヘルプページを見てもピンと来ないことがあります。そんな時はfreeeの担当者に教えてもらったり、先に導入した税理士さんを頼ったりして切り抜けてきました。概ね馴染みやすいサービスなので「どうしようもない」ということにはならなかったです。


――弊社のサポートはいかがでしたか?

阿部:以前は主にチャットでやり取りしてきましたが、この4月から予約なしで対応してくれる電話サポートが始まりました。操作に不慣れな者にとっては、わからない時にタイムリーに対応していただけるのが一番ありがたいです。

捻出した時間で新規の顧問先への対応が可能に

――freeeデータ化サービスを導入することで、得られた成果はありましたか?

阿部:freeeデータ化サービスのおかげで空き時間ができ、新規のお客様を増やすことができました。以前は10件程度だったお客様が、サービス導入後の現在は20件ほどに増えています。事務員を雇うことなく、無理のないかたちでお客様が増えたので導入して本当に良かったと思っています。

また既存のお客様についても、資料回収に行った際、あるいは資料を持ってきていただいた際などに、コミュニケーションを取る時間が増えたので、その点もうれしく思っています。

――freeeデータ化サービスの精度はいかがでしたか?

阿部:まったく不満はないです。目視で確認できないほど印字が薄いレシートなどはさすがに読み取れませんが、そうしたもの以外はきちんと読み取ってデータにしてくれます。

――freeeデータ化サービスを導入するうえで、ITリテラシーは必要だと思いますか?

阿部:ITリテラシーは高いに越したことはありませんが、私のようにITに詳しくない者でも何とかなりますので、不安に感じる必要はありません。予約のいらない電話でのサポートも始まりましたので、より丁寧な支援を受けられるようになったと思います。

有意義な時間の使い方を支援するfreeeデータ化サービス

――freeeデータ化サービスを使った結果、freee会計をはじめとするfreeeのプロダクトに対する興味は高まりましたか?

阿部:はい。ITツールを使いこなせそうな新規のお客様には「他の会計ソフトは買わないで、freee会計を入れてください」と言っています。

ただ注意したいのは、freee会計は優れたソフトではあるものの、「これを入れればすべての問題が解決する」というものではありません。導入した初期の頃にきちんと指導しないと"ぐちゃぐちゃfreee"になってしまいます。

そうした指導にかけられる時間を捻出できるのも、freeeデータ化サービスを導入したからだと思います。


――一人事務所で不安を感じることはありますか?

阿部:不安なことだらけです。例えば会計ソフトの使い方にしても、間違ったまま突っ走っている可能性もありますし、相談できる相手が少ない点も不安です。freeeの担当者はそのあたりをサポートしてくれるので助かっています。


――最後に、今後の目標を教えてください。

阿部:私は無駄なことに時間を使わず、より楽になる方法を考えながら過ごしたいと思っています。また、あと10年くらいは現役でいたいので、時間を有意義に使いたいのです。そのためにfreeeデータ化サービスを使わせてもらっています。




自身についてITリテラシーは高くないとおっしゃる阿部さんですが、freeeユーザーとして先行する税理士仲間や、freeeからのサポートを受け、順調に習熟して顧問先を増やしているようです。

紙の証憑を最短で翌日にはデータとして納品するfreeeデータ化サービスは、特に繁忙期の会計事務所を下支えするサービスです。証憑の手入力に限界を感じている方は、ぜひ利用をご検討ください。



阿部淳一税理士事務所
熊本県阿蘇郡 

あわせて読みたいその他の事例

課題:業務効率化

導入サービス:freeeデータ化サービス

税理士・会計事務所の皆様もfreeeがサポートします

貴事務所の課題を解決する
お役立ち資料はこちらから
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
ページトップへ戻る