freee Seasonal Meetup 2021年11月 「freeeと過ごす所得税申告」

freee Seasonal Meetup 2021年11月「freeeと過ごす所得税申告」開催レポート

11月25日(木)に、freee認定アドバイザー限定イベント「freee Seasonal Meetup」をオンラインにて開催しました。

freee Seasonal Meetup(通称:フリシズ)とは、freeeの旬な情報とちょっとした交流をお届けするイベントです。
今回は「freeeと過ごす所得税申告」というテーマで2名が登壇。freee申告の便利機能や活用のコツなどをお話いただきました。

目次[非表示]

  1. 1.freee株式会社 茂木優実申告業務が劇的にラクになる「freee申告」の便利機能
    1. 1.1.「転記をなくす」機能
    2. 1.2.「習熟コストを低減させる」機能
  2. 2.Startup Dream会計事務所 片山 崇さん申告業務を効率化して生産性を高める3つの工夫
  3. 3.Meetup パート

freee株式会社 茂木優実
申告業務が劇的にラクになる「freee申告」の便利機能

最初に、当社の申告アドバイザープロダクト戦略部 プロダクトマネージャーの茂木優実がfreee申告の概要とアップデート情報を紹介しました。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|freee株式会社 茂木優実

freee申告は、所得税、法人税、申請・届出、年調・法定調書の4つの税目の申告書作成と電子申告を行うソフトです。
freee会計と連携させて利用することによって、申告書の作成と電子申告を一気通貫でできるようになります。

freee会計とfreee申告を使用した確定申告業務の流れは下図の通りです。
決算書の出力や申告ソフトへの転記作業などといった手間のかかる作業が不要になるので、申告業務の工数を大幅に削減できます。
freee認定アドバイザーへのヒアリングによると、確定申告業務をfreee会計とfreee申告で実施するように変えた結果、申告業務工数を1顧問先あたり約30%も削減できているとのことです。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|freeeを使用した確定申告業務の流れ

freee申告とfreee会計には、「転記をなくす」「習熟コストを低減させる」という2つの観点で申告業務を効率化するさまざまな機能が備わっています。

「転記をなくす」機能

  1. [freee会計:確定申告書類の作成]freee申告との連動
    freee会計で入力した内容をfreee申告に引き継いで、申告書を自動作成する。freee申告で追加・修正をすることも可能。
  2. [freee申告]再連携
    申告書の作成開始後に会計数字を変更した場合、帳票画面から決算書の再連携を行うことができる。自動は再連携されないので、会計数字を変更したら忘れずにfreee申告で再連携処理をする必要がある。
  3. [freee会計:確定申告書類の作成]所得情報の自動取り込み
    源泉徴収された事業所得や不動産所得の内訳を入力する場合、freee会計に取引を登録していれば、登録内容をもとに所得の種類や収入金額、取引先などの情報を自動で取り込める。

「習熟コストを低減させる」機能

  1. [freee申告]所得・控除のステップ入力
    画面上のガイドに沿って○×形式で回答したり数値を入力したりする、いわゆるステップ画面で所得や控除の情報を入力できる。
  2. [freee申告]自動作成と追加
    ステップ画面で入力した所得・控除情報を元に、必要な帳票が自動で追加される。帳票一覧から必要な書類を全部探して選択する手間を省ける。
  3. [freee申告]項目マップ
    帳票間の数字の繋がりがツリー形式で表示される。一目で直感的に帳票間の関連がわかるので、入力や確認の手間を省くことができる。
  4. [freee申告]コメント機能
    申告書作成画面上で気になる箇所にコメントを入れられる。入力担当者自身のメモとしてだけでなく、複数人で申告書の入力・チェックをする際のコミュニケーションツールとして利用するアドバイザーも多い。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|2021年1月中旬リリースの主な追加機能

2022年1月には、多くのアドバイザーから要望が寄せられていた「配当控除の自動計算」「2契約以上の土地建物の譲渡所得対応」「申告書等送信票の自動連携」がfreee申告の機能に加わります。
追加機能の発表を受けて、参加者からも喜びの声が続々とあがりました。


freee申告の詳細は こちら


Startup Dream会計事務所 片山 崇さん
申告業務を効率化して生産性を高める3つの工夫

続いての登壇者は、2019年に独立開業したStartup Dream会計事務所代表の片山崇さんです。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|Startup Dream会計事務所 片山崇 様

片山さんは独立前に勤めていた税理士事務所でfreee会計と他社の申告ソフトを使っており、申告業務時に発生する転記やデータインポートの煩雑さに頭を悩ませていました。
そこで独立後は最初からfreee会計とfreee申告を導入し、運用方法の改善を重ねながら申告業務の効率化を進めています。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|これまでの体制
▲freee申告を使っていなかった税理士事務所での申告業務の流れと工程ごとの課題

freee Seasonal Meetup 2021年11月|現在の体制
▲現在の申告業務の流れ


片山さんは、申告業務を効率化するために3つの改善策を実施しました。
それぞれ具体的に見ていきましょう。

  1. 料金体系の見直し
    顧問先ごとの工数単価を算出すると、記帳代行を請け負っている顧問先の工数単価が低いことが判明したため、顧問料と記帳代行料を明確に分けた料金体系に変更。
    会計データの入力や資料回収ルールの徹底を前提にして顧問料を値下げすると同時に、工数を多く取られる記帳代行の料金は値上げした。
  2. スタッフ向けの業務マニュアル作成
    新人からベテランまで、誰もが一定品質の業務ができるように、図表や画像を入れて業務手順を細かく説明したスタッフ向け業務マニュアルを作成。社内業務の平準化に成功した。
    スタッフからさらなる業務改善案が出たら所内で検討のうえ、適宜マニュアルにも反映させている。
  3. 顧問先向けの資料回収マニュアル作成
    申告業務をスムーズに進めるためには、顧問先から整理された状態で資料を回収できることが重要である。そこで顧問先ごとに資料回収方法の取り決めを行うとともに、資料回収の手順やチェックリストをマニュアルにして配布。
    資料回収の不備や、スタッフが資料をチェックする手間を減らせている。


「freee会計を使っているのにfreee申告を使わないのは非常にもったいない。必ず業務改善につながるはずなので、ぜひ使ってみてほしい」と参加者にメッセージを送って、片山さんの登壇は終了。
freee申告を導入するだけで終わるのではなく、運用状況をこまめに確認して業務改善に取り組んでいる片山さんのケースは、参加者にとっても非常に参考になったようです。


Startup Dream会計事務所 片山崇さん
freee認定アドバイザーページは こちら


Meetup パート

トーク終了後にはMeet Upを実施。
参加者のみなさんは興味関心のある部屋に分かれて、トーク登壇者に質問をしてfreee申告の理解を深めたり、アドバイザー同士で情報交換したりしていました。

freee Seasonal Meetup 2021年11月|話したい部屋をお選びください

【トークテーマの一例】

  • 片山さんの登壇内容について (freee申告を利用したことがないアドバイザーさん向け)
  • 茂木の登壇内容について (freee申告を利用したことがあるアドバイザーさん向け)
  • 会計事務所の経営者同士で交流・情報交換
  • 会計事務所の所員同士で交流・情報交換


今回も盛況のうちに幕を閉じました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!



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