会計事務所の業務効率化を実現するクラウド会計freee 顧問先のDX化も支援

2024年4月26日、近畿税理士会が主催した「業務デジタル化フォーラム」を皮切りに、全国10会場で開催される各税理士会主催の展示会。freeeはそのすべての会場にブースを構え、会計事務所で働く方々にfreeeの利点やfreee導入で得られる業務効率化などについて、主にfreee会計でのデモを交えて紹介しています。この記事では実際にブースに立ち、来場者からいただく質問に応えているfreeeパートナー事業部の馬坂侑樹に話を聞きました。

中小企業のDX化の指南役を期待される会計事務所


――今回、近畿、北陸、中国、千葉の各税理士会が主催する展示会に出展したのはなぜですか?

馬坂:昨年の秋に東京税理士会が主催する展示会に出展させていただいたところ、freeeのブースが予想以上に好評だったそうで、「各地域の税理士会の展示会にも出展してほしい」とご依頼いただいたのがそもそもの始まりです。

その背景には、経済産業省が中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する支援機関として、会計事務所を挙げたことがあります。会計事務所はDX化を推し進める役割を国から期待されているのですが、必ずしもその期待に充分に応えているとは言えない状況です。

そのことに危機感を持たれた税理士会が、国が求めている税理士のあり方や、業務効率化の実践方法、テレワークなどの働き方の多様性、さらには事務所や顧問先のDX化などについて正しい知識を身につけてもらう場として、2年前に展示会を始めました。

2年前より昨年、昨年より今年のほうが盛り上がりを見せていて、特に今年はこれまでになく熱いイベントが全国の税理士会により開かれています。例えば中国税理士会や千葉税理士会の展示会に訪れた税理士さんの数は、主催者の予想を大きく超えるものだったそうです。

多かったのは「freeeで何ができるのか知りたい」という声


――各地域の展示会の来場者は、どんな目的でfreeeのブースに来られるのでしょうか?

馬坂:例えば顧問先が「freeeを使いたい」という要望を持ったことで、対応する必要が生じてfreeeのブースを訪れた方、あるいは前々からクラウド会計ソフトに興味を持っていて、展示会をきっかけにfreeeに触れてみたいと思った方など、訪れた動機は様々だと思います。

フリー社ブース来訪理由


近畿、北陸、千葉の税理士会が主催するイベントは、freeeとしてはいずれも初出展でしたので、まずは私どもの製品のことを知っていただくことに力点を置いて参加しました。



――来場者からはどんな質問がありましたか?

馬坂:「freeeという名前は知っていたものの、何ができるのかわからない」という方が思いのほか多かったと感じています。そういう方に対しては「インターネットバンキングやクレジットカードと連携することで、仕訳が自動で出来上がる」というクラウド会計のメリットについてまずは説明しました。

また世間の中小企業の中にはインターネットバンキングを使っていない方や、クレジットカードを持っておらず、まだまだ紙のレシートが残るという方もたくさんいらっしゃいます。

あるいは「クラウド会計は、インターネットバンキングやクレジットカードと連携しないと使う意味がない」と誤解されている方もいらっしゃったので、「紙の証憑が残っていたとしてもfreee会計で業務を効率化している事務所はたくさんありますよ」というお話をさせていただきました。


――実際に展示会に出展して、どんなことを感じましたか?

馬坂:私たちの努力不足の面もありますが、地方ではfreeeは思った以上に認知されていないと感じました。「freeeでは何ができるの?」という声を数多くいただいたのは、そのためだったと思います。今後は、地方の会計事務所の方々にもfreeeの恩恵を享受していただけるよう、全力を尽くしていきます。


――freeeで何ができるか知らない方に対しては、どんな点を訴求するのでしょうか?

馬坂:クラウドストレージの機能である「ファイルボックス」や、高速で仕訳入力ができる「連続取引登録」などにポイントを絞り、デモを交えてfreeeの利便性をお伝えします。

特に連続取引登録については、驚かれる方が多かったと感じています。freee会計に備わるこの機能を知らない方は、いわゆる振替伝票という機能を使って入力をするのですが、入力ミスがあったり、できないことがあったりするので、できるだけ日々の仕訳入力には連続取引登録を使うようにご案内しています。これを使うことで、入力の精度と速度が桁違いに高くなるのです。

興味を持ったポイント


――実際に出展してみて、手応えはつかめましたか?

馬坂:はい、つかめました。freeeを初めて見る方にその利点を説明すると、「freeeだったらやりたかったことができる!」「今後はfreeeだけで大丈夫だね」とおっしゃていただくことが多かったと思います。

今まで知らなかった機能を知っていただいたり、他社の会計ソフトにはできないことがfreeeではできることを知っていただいたりする良い機会になりました。個人的には、普段はZoomなどのオンラインでお話していた方と直接お会いできたのが、とてもうれしかったです。

事務所で利用中の会計ソフト


会計事務所というスモールビジネスを全力で支援したい


――freeeとして、今後は税理士会主催の展示会にどのような関わりをしていく予定ですか?

馬坂:来年以降も機会をいただけるのであれば、ぜひ出展したいと考えています。今まではfreeeのブースにお立ち寄りいただいた方に、freeeのプロダクトを知ってもらうことに主眼を置いていましたが、今後は来ていただいた方に安心を感じていただけるような体験をお届けできればと思っています。

今年、初めてfreeeのブースに来ていただいた方には、イベント後もコミュニケーションを通してfreeeをよく知ってもらい、来年の展示会では新しい価値を提供したいと考えています。



――今年の展示会は各地域でまだまだ続きます。参加しようと思っている方へメッセージをお願いします。

馬坂:freeeを知っている方も知らない方も、freeeのブースに一度お立ち寄りいただきたいと思っています。今後、DX化やクラウド化を進めるにあたり、そのお手伝いを私たちにぜひさせていただきたいと思います。

freeeのミッションは「スモールビジネスを、世界の主役に。」というものです。私たちが普段接する会計事務所の多くも、スモールビジネスを展開しています。そんな会計事務所の皆様に、事務所を自由に経営できる環境を作ってほしいというのが私たちの願いです。freeeと一緒に、事務所の効率化に取り組んでいきましょう!

とかく孤独になりがちな中小企業の経営者に対して、時に背中を押し、時にアラートを出し、二人三脚で顧問先をサポートする税理士という存在。国が推進するDX化についても同様で、その導入を積極的に支援することで顧問先からの信頼をゆるぎないものにできます。

クラウド会計ソフトのfreeeは、中小企業のDX化を強力に支援するものです。各税理士会が旗を振る展示会は今後もまだまだ続きます。ぜひfreeeのブースにお立ち寄りいただき、疑問や質問をお寄せください。会計事務所の課題を解決することを喜びとするfreeeのスタッフが、丁寧にお応えさせていただきます。

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