2026年6月末のA-SaaSからfreeeへのシステム統合を前に、「A-SaaSとの違いに戸惑っている」「移行を進めるべきか、まだ決めかねている」といったお悩みはありませんか?
「freeeは仕訳の概念が独特で、正直苦手だった」「担当者の退職で、移行プロジェクトが一時ストップしてしまった」…
今回ご紹介する松本祐輔税理士事務所様は、多くのA-SaaS事務所様が抱えるであろう、まさにその状況からfreee活用へと大きく舵を切りました。
その結果、
といった、目覚ましい成果を実現されています。
なぜ苦手意識を克服し、移行を成功させることができたのか?その鍵は「ファイルボックスの徹底活用」と「所員を巻き込む仕組みづくり」にありました。移行のリアルな課題と、それを乗り越えるための具体的なヒントが満載の導入事例です。
一度は停滞した移行プロジェクト。しかし、ある出会いとfreeeの進化が、再び力強く推進する原動力となったと松本様は語ります。
「転機となったのは、freeeでの実務経験が豊富な所員(井上さん)が入社してくれたことです。彼女は、弥生会計など従来のソフトとfreeeの両方を熟知していた。だからこそ、私が抱いていた『概念がわからない』という疑問に、的確に答えてくれたんです。
『取引登録をすると、freeeが自動で仕訳を作成してくれる』――このシンプルな事実を、Q&Aを繰り返す中で腑に落ちるまで説明してくれたことが、移行への心理的な壁を取り払ってくれました。」
freeeへの本格移行を決断し、活用を進める中で、事務所の業務フローは劇的に変化しました。
【効果1】入力時間は2~3割減、チェック時間は半減!リングライト活用でペーパーレス化を加速
「最も大きな変化は、私自身のチェック業務が半分以下の時間で終わるようになったことです。証憑を探す時間がゼロになった効果は絶大で、日々の入力業務もAI-OCRの活用でA-SaaS時代から2~3割削減されています。この効率化を武器に顧問先のペーパーレス化も推進しており、移行から9カ月ほどで約3割がデータ提出へ切り替わりました。紙で預かる場合も、専用のリングライトでスマホを固定し、高速スキャンできる体制を整え、事務所主導でスムーズに移行を進めています」
【効果2】顧問先も楽になる!スムーズな資料回収の秘訣
「顧問先、特に建設業の方々はITツールに不慣れな方も多いです。そこで私たちは、訪問時にスマホの『自動撮影』機能を一緒に実演しています。『こうやって領収書をかざすだけで、勝手にシャッターが切れるんですよ。簡単でしょ?』と見せると、『これならできそうだ』と協力してくれる方がほとんどです。顧問先にとっても、郵送の手間やコストがなくなるというメリットを伝えることが重要ですね。」
【効果3】所員が主体的に学ぶ風土へ。資格取得でモチベーションもアップ!
「当初はfreeeに抵抗があった所員も、今ではA-SaaS時代と遜色ないスピードで作業をこなせるようになりました。その原動力となったのが、事務所全体でのエキスパート資格取得への挑戦です。資格取得者には手当を支給するなど、学ぶための環境を整えました。
最初は少し嫌がっていた職員も、資格の勉強を通じて今まで知らなかった便利な機能を発見し、『受けてよかった』と言ってくれています。今では所員同士で教え合う文化も生まれ、事務所全体のスキルアップにつながっています。」
松本祐輔税理士事務所
愛知県春日井市
© 2012 freee K.K.