高橋:はい。前職の会計事務所では、幅広いAPI連携に対応していない会計ソフトを使用していました。銀行預金のAPI連携やCSVインポートは段階的にアップデートされておりましたが、多くの担当顧問先の経理処理を、預金通帳を見ながら一件一件入力していくやり方に依存しており、慣れ親しんだソフトではあるものの、工数がかかりすぎることが悩みとしてありました。
もしそのまま独立していたら、顧問件数も30件程度が限界だったかもしれません。
「質は落としたくない。でも安売りもしたくない」。これを実現するには、自分の工数を下げていくしかない。そのためのツールとして何が最適かと考えたとき、freee会計にたどり着きました。
高橋:約3ヶ月間のOJTでサポートしています。最初の1ヶ月は、Zoomで画面を共有しながら、ポイントを整理して一緒に作業を進めます。次の1ヶ月は、お客様自身に一通り作業をしてもらい、私がそれをチェックして修正します。そうすると、3ヶ月目にはほとんどの方が一人で操作できるようになります。
最初は戸惑っていた経理担当者の方々も、一度慣れてしまえば「借入金の返済計画表を登録しておけば、あとは消し込みだけで済む」「クレジットカードの明細を手入力しなくてよくなった」と、その便利さを実感し、最終的には喜んでくださる方がほとんどです。最初の導入を税理士がしっかりサポートすることが非常に重要ですね。
高橋: freee会計のおかげで、訪問する前にはある程度の経理処理が終わっているのが前提なので、まず訪問したら、どうしても資料を見なければいけない点や、ヒアリングを要する取引といった、いわゆる監査として絶対に必要な部分を優先して片付けます。
それが終わってからは「何か変わったことはありましたか?」と、ここからお客様が話したいことを引き出していく時間に入ります。
仕事の話だけでなく、雑談のようなイメージで話を広げていくと、ご自身の身の回りの悩みの話が出てくることも多いです。そうやって話が進むほど、私としてもお客様のことを深く知る機会にもなり、関係値も深まっていきますし、次の仕事に繋がっていくこともありますね。
経理処理に要する時間を削ることで「対話」の機会をたくさん取れるようになり、好循環を生んでいると考えています。
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高橋正人税理士事務所
北海道札幌市
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