BIG4からの独立開業
"ないない尽くし"の出発を支えたfreeeのサポート

能上高行税理士事務所

代表税理士 能上高行 様

事務所規模:1名
所在地:東京都
課題:業務効率化、開業・独立
大手税理士法人などを経て2023年1月に独立を果たし、自らの名を冠した能上高行税理士事務所を開業した能上高行さん。開業した当初は「何をすればよいのかわからない」「何が課題かもわからない」「漠然とした課題しか感じていない」というないない尽くしの状態だったと言います。

そんな能上さんはfreeeのサポートを得て自身の強みや課題を明確にしたことで、事務所の運営を軌道に乗せることに成功します。具体的には、繁忙期にあたる2月、3月、4月の3ヶ月間で7件の新規顧問契約を獲得したそうです。能上さんがどのような活動をして事務所の運営を軌道に乗せたのか、話を伺いました。

記帳も申告も、ヒューマンエラーが激減

――貴事務所では現在、どんなサービスを提供していますか?

能上高行さん(以下、能上):基盤となるのは会計業務と税務顧問業務です。その他はスポットの決算申告業務をはじめ、クラウド会計導入支援サービスや法人設立サービスなど、幅広い業務を扱っています。

――貴事務所の特徴や強みを教えてください。

能上:3点あります。1つ目は、大手の税理士法人と信託銀行で経験を積んだ税理士が最初から最後まで担当させていただくことです。2つ目は、クラウド会計専門の事務所であることです。そして3つ目はオンライン完結型、つまり基本的に打ち合わせなどは対面ではなく、ZoomなどのITツールを駆使して行うことです。

これらの特徴により、場所に縛られず、全国のお客様を対象にサービスを提供できる点が当事務所の強みとなっています。

――freeeを知ったきっかけと、その時の印象を教えてください。

能上:7、8年前だと思いますが、私が1社目の税理士法人に勤めていたころからfreeeの存在は知っていました。ただ、当時は「新しい会計ソフトですごいものがあるらしい」くらいの認識しかありませんでした。というのも、業務上、税務ソフトのみを使っていましたので、freeeを使うことはないかな、と思っていたのです。そのため、freeeにどんな機能があるかなど、自分で積極的に調べたりはしていませんでした。

――今回、独立開業してfreeeを導入したのはなぜでしょうか?

能上:一般に、税理士に記帳代行を依頼すると、当月の財務情報を得るタイミングが早くても翌月上旬になり、迅速な意思決定ができません。税理士から報告を受けるまで売上や利益はおろか、預金残高すら把握できていない、という事態も想定されます。

それに対してfreeeを導入することで、すべてのデータがリアルタイムに更新され、経営者はいつでも最新の財務情報を得ることができ、その情報に基づいて即座に意思決定をすることが可能になります。

また領収書や請求書をスキャンしてデータを自動的に記録したり、銀行口座と同期させて自動的に取引をインポートすることで、手作業の工数やヒューマンエラーの件数を大幅に減らせます。お客様と税理士の作業負担を減らすことができ、本業の付加価値を相互に高められると考えてfreeeを導入しました。

――実際に使ってみてどんな印象を受けていますか?

能上:freeeでは、銀行口座とクレジットカードが自動で連携するので、はじめから残高が合っている、つまり手入力する際に発生する残高が合わないということがありません。そのため業務を大幅に効率化できたというのが最初の印象です。

また、スマホのアプリで領収書を撮影することでその場で記帳できる点も、特筆すべきことだと思います。通常、お客様に領収書から記帳してもらう場合、勘定科目のミスが発生してしまったり、ミスを防ぐためのチェックや元の証憑を確認するため訪問する必要が生じますからね。freeeを導入したおかげで、記帳や申告をはじめ、総合的に業務を効率化できました。

困った時のfreeeのプログラム

――今回、弊社から開業支援のプログラムというかたちで、freeeの導入や集客提案の支援をさせていただきました。特に効果を感じたのはどんな点でしょうか?

能上:開業時、私は何をしたらよいのか、どうやって営業したらよいのか、あるいは顧客をどう獲得したらよいのか、何もわかりませんでした。そんな私に対して、親身になって相談に乗っていただいたことは強く記憶に残っています。またfreeeの設定をはじめ、お客様にどうやってfreeeを導入すればよいのか、といったことも丁寧に教えていただきました。

他にもオフラインでのワークショップや、先輩アドバイザーによるセミナーの情報などもすぐに共有していただいて、「参加したらこういうメリットがあります」といった具合に親切に教えてくれたこともありがたかったです。

実務に好影響を与えたオフラインワークショップ

――能上さんは、弊社が主催したオフラインワークショップにご参加いただきました。参加する前にどんな点を課題だと感じていたのでしょうか?

能上:正直なところ勢いで独立した部分がありますので、最初は何が課題かもわかっていない状態でした。そこで先にオフラインワークショップへの参加を決め、その後、急いで課題を整理しました。その結果、①どうやって顧問先を獲得していったらよいか、②自分の事務所の強みや売りは何なのか、という2点が課題だと感じました。

――オフラインワークショップに参加して、その課題は解決できたのでしょうか?

能上:できたと思います。限られた時間の中で、適度な緊張感をもって自分と向き合うことで、自身の強みや課題を浮き彫りにすることができました。そのうえで、自分が設定した課題に対して、先輩アドバイザーの方々がフィードバックをくださり、必要に応じてその場で課題を軌道修正できた点も良かったと思います。

他にも、自分の中で漠然としていた不安や課題について、①定性的、②定量的、③短期的、④長期的、という4つの視点から具体的に整理し、自分の中に落とし込めた点も、ためになりました。

――オフラインワークショップに参加して数カ月が経ちましたが、効果は感じられていますか?

能上:オフラインワークショップで設定した課題や自分の強み、あるいは経営理念などを日々、思い返しています。自ら事務所を経営する中で、判断に悩むこともたくさん出てきます。

例えば現在、契約している税理士の顧問料が高く、報酬に見合ったパフォーマンスをしてくれているか不安なため、税理士の変更を検討しているご相談者様と面談する機会がありました。

詳細を伺ったところ、顧問料は相場と比べて高すぎることはなく、税理士のパフォーマンスも悪いどころか、的確なアドバイスをしていると私は感じました。私の事務所では現在の税理士よりもリーズナブルな価格で顧問業務を提供することは可能でしたが、税理士を変更することによるご相談者様の負荷を考慮したことに加え、ご相談者様と現在の税理士がコミュニケーションを取ることでご相談者様の悩みが解消するのではと思い、悩み抜いたうえ顧客利益を最優先し、まずは現在の税理士と話し合ってみることを勧めました。

後日、ご相談者様とその税理士と交渉の結果、顧問料を下げることで契約を継続することになったとご連絡をいただきました。

こうした判断に悩むことが生じた時に、オフラインワークショップの中で見つけた自分の強みや経営理念に立ち返って考えているので、そうした点からも非常に役に立っていると思います。

――能上さんから見て、「こういう人にオフラインワークショップへの参加をお勧めします」という人はいますか?

能上:まさに参加する前の私のように、そもそも何をしたらよいかわからない人、何が課題かもわからない人、漠然とした課題しか感じていない人に参加をお勧めします。

オフラインワークショップは半日かけて行いますので、拘束時間は長いかもしれません。ただ、あえてまとまった時間を確保してほど良い緊張感の中で自分自身と対話することは、非常に有意義です。

――今後、freeeにどんなことを求めますか?

能上:freeeは日々進化しているクラウド会計ソフトですので、機能面についての要望はありません。会計業界のパイオニアであるfreeeには、引き続き業界を牽引していただき、税理士だけでなく全事業者の業務を効率化することで、スモールビジネスの強みを引き出す存在として走り続けてほしいと考えています。
多くの税理士にとって、独立開業というのは一度だけの経験です。能上さんのように事務所の運営が軌道に乗るか、という不安を抱えるのも当然です。そんな時に役に立つのが、オフラインワークショップをはじめとするfreeeの各種のプログラムです。

一人で悩む時間を減らし、freeeだけでなく、freeeの利用者である"先行く仲間"からのサポートを受ければ、きっと自信をもって出航できるようになります。ぜひご活用ください。

能上高行税理士事務所
東京都新宿区

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