通帳入力が3分に! 中北洋会計事務所に聞く、freee自計化導入の秘訣とは!?

中北洋会計事務所

代表 中北 洋様
   前川 香様(写真:左から2番目) 

事務所規模:6名
所在地:三重県津市
課題:A-SaaSとfreeeの統合、業務効率化
A-SaaSからの移行に際し、「顧問先にどう説明すればよいのか?」「抵抗されたらどうしよう」といったご不安を抱えていませんか?

顧問先の抵抗を乗り越え、freeeへの移行を成功させるヒントをご紹介します。
長年A-SaaSを利用してきた中北洋会計事務所様が、自計化先へのfreee導入ハードルをいかにして下げたのか。その具体的なノウハウをご覧ください。

導入前の課題:顧問先の「なぜ今さら?」と事務所の「説明の壁」

顧問先の抵抗を前に、提案に二の足

中北洋会計事務所様がfreeeへの移行を検討し始めた際、最も懸念していたのは顧問先からの反発でした。

「A-SaaSの操作に慣れている顧問先から、『なぜ今さら変える必要があるのか?』と反発されるのが怖い気持ちはありました。新しい操作を覚えてもらうのが大変そうだと感じたんです。」

自計化顧問先へのfreeeメリット説明に苦戦

事務所側にも大きな課題がありました。

「freeeのメリットを、自計化している顧問先に響くように説明できないという悩みがありました。導入後のサポート工数を考えると、どうしても二の足を踏んでしまう状況でしたね。」

予想外の「freeeアレルギー」を乗り越えた道のり

A-SaaSの統合が決まり、いよいよfreeeへの移行が本格化。しかし、中北洋会計事務所様を待ち受けていたのは、予想外の「freeeアレルギー」でした。

「freee習熟のためのe-learningコンテンツに触れ始めたものの、営業担当の方が言っていることが何一つ理解できなかったんです。何を自分がやっているのか一切わからない。『そもそものfreeeの仕組みってなんやねん!』と、正直freeeアレルギーになりましたね(苦笑)。」

試行錯誤の中で見つけた光明

そんな状況を乗り越えるために同事務所が実践したのは、「まずは仕訳帳形式の入力をひたすらやる」ことでした。

「他の事務所の方に言いたいのは、導入当初から急激な変化を求めるのではなく、まずは会計事務所にとって馴染み深い仕訳入力から始める。そして、それに慣れてきたら『口座連携っていうのがあるんだよ』と、少しずつ新しい機能に触れていくのが効果的だと実感しました。」

5件、10件と顧問先の移行を進めるうちに、徐々にアレルギーは解消されていったと言います。

「最初はキーッとなりながらも受け入れ始めました。口座連携をする顧問先、しない顧問先など、色々なパターンを経験することで、freeeの仕組みが少しずつ見えてきましたね。今もまだ『戦ってる』感覚はありますが(笑)。」

freee導入で得られた劇的な変化!

キーボードを触る時間が激減!

freeeを実際に使い始めて、最も大きく感じた変化は業務効率の向上です。

「一番は、キーボードを触る時間が圧倒的に少なくなったことですね。通帳入力なんかは3分で済むようになりました!freeeを使えるようになると、逆にこれまでの仕訳入力が面倒に感じてしまうほどです。」

「freeeを使う前は、freeeにどう入力するかばかり考えていたのですが、今はfreeeに入れた情報をどう活用するかを考えるようになりました。息子に『AI使わずにやってるなんて化石やん!』と言われた時は、改めてfreeeの威力を感じましたね。」

所内は「もっと楽できる方法はないか?」と考える文化に

所内の雰囲気にも良い変化が生まれました。

「『なるべく楽できる方法があるんじゃないか?』と、所員が主体的に業務改善を考えるようになりました。全員で効率化を追求する文化ができたのは、freee導入の大きな副産物だと思います。」

顧問先の抵抗を「共感」と「関係値」で乗り越える

「『今までやってきたのに、覚えるの嫌だ』と顧問先から言われることもあります。でも、その気持ちはすごくよくわかります。だから、まずは『そうだよね、大変だよね』と共感することから始めました。」

中北会計事務所様が顧問先の抵抗を乗り越えられた秘訣は、顧問先との関係値と温かいコミュニケーションにありました。

「最終的には、顧問先との関係値が80%くらいを占めると思います。『できるよ!大丈夫!』と言い続け、難しいところはまず仕訳入力から始めてもらう。そして、『やり方が合わないなら、いつでもやめていいよ』というスタンスで接するようにしました。」

その結果、なんと76歳のおばあちゃんがfreeeを使いこなせるようになったと言います。

「最初は電話がめちゃくちゃかかってきましたよ(笑)。でも、地道にサポートを続けた結果です。会計の主導権はあくまで事務所が持っている、という毅然とした姿勢も時には必要ですが、基本は寄り添うことが大切だと感じています。」

これから移行を進める事務所へ

「A-SaaSとfreeeは全くの別物である、ということを頭の片隅に置いておくべきです。これまでの常識にとらわれず、新しいシステムに合わせて考え方を変えていく柔軟性が求められます。」


自計化促進へのアドバイス

「先生方には、freeeについて完全に理解されていなくても、顧問先へ『良いものだから使ってみよう』と一言口添えしてもらうことが非常に重要です。あとは、顧問先をおだてながら(笑)、少しずつ触ってもらう機会を作ること。固い言い方ではなく、共感しながら進めるのが成功の鍵です。」

皆様が抱える、freee導入への躊躇や顧問先への懸念は、中北会計事務所様が示したように、事務所の未来を拓くチャンスに変わります。

その一歩で、業務プロセスと顧問先様との関係を、より良い方向へ導いてみませんか。

 

中北会計事務所

三重県津市

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