少しでも早い習熟を目指し、繁忙期の12月にfreeeのカリキュラムを受講

税理士法人黒木会計

所員 米田彩香 様 

事務所規模:10名
所在地:広島県広島市
課題:業務効率化、組織マネジメント
2022年9月から12月まで、「freee習熟RPGカリキュラム」にチャレンジした税理士法人黒木会計の米田彩香さん。12月と言えば会計事務所にとっての書き入れ時ですが、その時期にあえてカリキュラムに挑戦したのはなぜだったのでしょうか?freeeの導入を決めた背景などもあわせて話を伺いました。

freeeの第一印象は「どんなサービスか分からなかった」

――貴事務所の成り立ちについて教えてください。

米田彩香さん(以下、米田):創業者の黒木貞彦が27歳の時に独立開業したのが当事務所の発端です。平成14年には息子の黒木寛峰が代表に就任し、新体制としてスタートを切りました。

――様々なサービスを提供していますが、もっとも強みを発揮できるのはどんな分野ですか?

米田:資産税です。具体的には相続税の対策と不動産の評価などに強みを持っています。

――主な集客方法を教えてください。

米田:今は紹介会社を通して顧問先になっていただくケースや、別のお客様からの紹介で新たに顧問先になっていただくケースが多いです。

――freeeを知ったきっかけと、その時の印象について教えてください。

米田:最初は、どんなものか分からなかったというのが正直な感想です。ただ、freeeを使うお客様が増えてきていたので、導入するメリットは大きいんだろうなとは思いました。

私たちもクラウド型のソフトを探していたので、お客様の自計化を進める意味でもfreeeがちょうどいいんじゃないか、と思ったのです。

――それまで自計化はあまり進んでいなかったのですか?

米田:はい。どちらかと言うと記帳代行を行う顧問先が多かったです。そうした顧問先に自計化を勧めるうえで、お客様にいちばんメリットがあるソフトは何かと考えたときに「freeeしかない」という結論に至りました。

――freeeを導入したのはいつ頃ですか?

米田:4年前くらいです。ただ、黒木会計の中でfreeeを使うお客様を担当しているのは私だけだったので、freeeを使ったのも私だけでした。その後、インボイス制度が始まりますし、自計化を進めていかないと大変なことになる、という危機感があり最近になってfreee導入を改めて推進するようになったんです。

freeeのカリキュラムで短期間での習熟を実現

――freeeを導入する前、貴事務所はどんな状態だったのでしょうか?

米田:自計化を目指したいと思ったのですが、お客様の中には会計ソフトを触ったこともないところが少なくありませんでした。だからインターネットバンキングにつなげられるとか、Excelで作ったものを取り込めるとか、freeeの特徴を伝えながら操作方法を説明すると「freeeは使いやすい」と思っていただけたようです。

――貴事務所は2022年9月から12月まで「freee習熟RPGカリキュラム」に参加されました。特に12月は会計事務所にとって繁忙期だと思いますが、なぜその時期に参加されようと思ったのでしょうか?

米田:そのタイミングを逃すと、繁忙期が明ける5月まで何もできないと思ったからです。カリキュラムの後半が繁忙期にかかることを承知したうえで「早ければ早いほど良い」という結論に至ったのです。

――実際にカリキュラムをやってみて、どんな感想を持ちましたか?

米田:freeeの使い方について、それまで分からなかったものがよく分かるようになりました。今まではfreeeを元々使ってたお客様が顧問先になるケースが多かったので、私たちは初期設定をしたことがなかったんです。

会計ソフトをまだ決めていない新しいお客様に「freeeはどうですか?」と勧めても、私たちは初期設定をしたことがなかったので、後はfreeeの担当者さんにお任せという状態でした。

ただ、今いるお客様が「freeeを使いたい」とおっしゃったら、さすがにそれは自分たちで対応しないとだめだよね、という話はしていました。カリキュラムでは、お客様にfreeeの初期設定から導入していくところまでアドバイスをいただき、とてもありがたかったです。

また「どういう会社がfreeeに向いているか」とか「こういう帳票があれば自動で読み込める」みたいなアドバイスもいただけたので、準備すべきことが明確になった点は良かったです。

――カリキュラムに挑戦してみて、大変だったことはありますか?

米田:カリキュラムは、私ともう1名が受けました。私は実務でfreeeを使っていたのでそこまで大変なことはなかったのですが、freeeに触ったことがないもう1名は大変だったと思います。新しく覚えなければいけないことばかりでしたので。

ただ、初期設定のやり方も含め、freeeに対する理解度が高まったので良い経験だったと思います。

――実際にfreeeを導入する際、戸惑った点はありましたか?

米田:私はクラウド会計にそこまで慣れていなかったので、はじめは未知の世界にいる感じでした。一方で、freeeを使うお客様が私の担当先にいらっしゃったので、「もうやるしかない」と覚悟を決めた思いでした。

――会計ソフトをfreeeに決めた最大の理由は何だったのでしょうか?

米田:他社製のソフトでは、インターネットバンキングからデータを吸い込みます、と謳っていても、違う媒体を1回通さなければならないものもあります。このひと手間がけっこう大きいのに対し、freeeの場合は同期するのが楽で、freee内で完結します。freeeは使ってみると便利だと感じる機能が多いです。

インボイス制度への対応もfreeeで乗り切る

――インボイス制度に対応するために所内の業務フローを整えなければ、という危機感をお持ちだと伺いました。

米田:1つの領収書を取ってみても、これはインボイスに対応している、これは対応していない、と判断していこうと思ったら、記帳代行を請け負っているお客様にかかる時間が2倍、3倍なるのではないかと思います。

だったらお客様に写真を撮っていただき、アップしてある程度は分けてもらうほうが効率的だと思うんです。そうすれば自計化に一歩近づくところまで行けます。そしてこれを機に通帳もインターネットバンキングに変えてもらい、そこから同期もできるようにつながって行けたらいちばん良いという想いがあります。

――他の会計事務所にfreeeを勧めるとしたら、どんな点がイチ押しでしょうか?

米田:freeeを使うことで、お客様がだいぶ楽になる点です。例えば月次の資料をもらう時も、「もらう」という概念ではなくなります。お客様のほうで「入力できました」となったら、私たちが見に行けばいいだけです。加えて、入力作業も自動ルールをある程度決めてしまえば、月次についてもかなり早いレスポンスができるようになります。

――今後の目標を教えてください。

米田:直近の課題はインボイス制度への対応です。そこに向けて自計化か半自計化をお客様に提案するのに、freeeは不可欠です。なのでお客さんもfreeeを使えるようになってもらう、というのが目標となります。
ご承知のとおり、12月から4月まで会計事務所は繁忙期を迎えます。米田さんは9月から12月までの4か月間、「freee習熟RPGカリキュラム」にチャレンジしました。カリキュラムの後半は繁忙期に差し掛かることを承知したうえで、「このタイミングを逃すと繁忙期明けの5月まで何もできない」ことを危惧しての判断でした。

カリキュラムの中で、freeeの初期設定を学んだことが有益だったという米田さん。インボイス制度への対応も、freeeで乗り切るという覚悟のもと、その準備に余念がないご様子。freeeを習熟し、顧問先を楽にする道を着実に歩き続けています。

税理士法人黒木会計

広島県広島市

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