独立後しばらくの間は、前職で使い慣れていた会計ソフトや人事労務ソフトを主に使っていました。freeeも少し対応はしていましたが、顧問先からリクエストを受けた場合に限っていました。当時はfreeeについて「ユーザー向けのシステム」という認識に留まっていましたね。
その認識が変わったのは、開業後半年ほど経った2017年の秋頃でした。freeeの担当者の方から、freee人事労務の給与年調プランとfreee会計の記帳代行プランの紹介を受けて、「これはもしかして、自分が待ち望んでいたパッケージかもしれない」と感じました。
特に魅力的だったのが、記帳代行プランです。過去にもクラウド会計ソフトを検討していたのですが、いずれも既に記帳代行を請け負っている当事務所の既存顧問先に導入するには料金体系の設定などが難しいとの理由で断念していました。ところが、freee会計であればアドバイザーアカウント1つで、顧問先の記帳代行用アカウントが発行し放題なので「既存顧問先にも導入しやすい」と思い、freee会計とfreee人事労務の導入を決めました。
同時にfreee申告も導入したのですが、当初は「freee会計のおまけ」といった感覚で捉えていたので十分に使いこなせていませんでした。それに、freee申告を利用している事務所が自分の周りにいなかったことも、正直不安でしたね…。
freee申告に対する考えがガラッと変わったきっかけは、「freee”マジ価値”meetup!」*という会計事務所の方々が主導するコミュニティへの参加でした。そこに参加していた会計士さんが、申告まで一気通貫でfreeeを利用することの効果やfreee申告活用のコツなどを教えてくれたんですよ。それで不安要素がほとんどなくなり、本格利用を決めました。実際にfreeeを使う同業者の声を直接聞けたことは、非常に有難かったですね。そして、現在はこのコミュニティで福岡のリーダーをしています(笑)。
*コミュニティリーダーが作成した「freee”マジ価値”meetup!」のページはこちら
従来のツールからfreeeに切り替える作業は、ほぼ私一人で対応しました。業務で使うツールなのに、ゲームを次々クリアする感覚で楽しみながら操作を覚えられました(笑)。もちろん初めて使うツールなので分からないことも多々あったのですが、サポートの方がいつも迅速に的確な回答をくださるので心強かったです。
智原税理士事務所(現:ENJOINT税理士法人)
福岡県福岡市
freee認定アドバイザーページはこちら
「カフェみたいに気軽に相談できる税理士事務所」をコンセプトに掲げて2017年4月に設立。
20代のパートナー税理士も所属しているため、若年層の起業家やフリーランサーと近い価値観や視点で相談を受けられる強みを持つ。
freeeの他、LINEやチャットワークを問い合わせ窓口として導入するなど、ITツールの積極活用によって顧問先と事務所の両方で業務効率化を実現している。